JPWA JAPAN TOUR 2010 (JPWA JAPAN TOUR 2010 SLALOM 第2戦)「浜名湖カップ2010」
大会前日の23日(金)、予報では今日(23日)は北・北西の風が吹くとあって、平日にも関わらず、ゲレンデの下見と調整を兼ねて選手が日本各地から集まってきた。会場となる奥浜名湖三ヶ日大崎海岸は長い間、大会が行われておらず、情報を知る選手はほとんどいないようだ。
風が吹き始めた午後、まずはじめに出たのはマウイセイルチームの若手、岩井選手と中井選手。彼らが走り始めると続々と海面に選手が現れ、夕方には7.5サイズでハードとなるコンディションに。午後の数時間、ガスティ&シフティなコンディションではあったが、会場に集まった選手たちは道具のフィーリングを確かめ、会場コンディションを多少掴むことができたのではないだろうか。
明日の大会初日は、終日北・北西の風が吹きそうだ。
J25浅野則夫選手の連続優勝は続くのか!?

大会初日
風は昼過ぎから突如吹き始めた。気象予報サイトはほぼすべて、吹いても6〜7m/sの予報だった。しかし今日、レースが行われた時間帯の風は、マックスで20ノットオーバーの風となった。
北よりの風が西に変わり、沖では南の風も入ってきた。地元のスタッフも読めない風向と風速。運営の読みと迅速な判断により、マークは設定され、ほぼ風が安定し始めた午後1時20分、レース開始となった。
順調に消化される予選ヒート。勝ち残っていくのはサーキットの常連たち。とくに波乱というわけではないが、上位に顔を連ねたものとして新顔はJ38浜口選手があげられる。師匠のJ1合志バリの攻めのジャイブが功を奏したのか、レース終了後の満足顔はひときわ目立っていた。
メンズファイナルの前に行われたウイメンズは、J91石野田が1stマークをトップでまわったものの、落ち気味の風に小さめのセイルで失速し、2ndマークでJ61鈴木、J10古澤に抜かれ、そのままの順位でフィニッシュとなった。昨年の女王J71土佐も石野田と同じく小さなセイルを選択したようで、ス タートからスピードに乗れずふるわぬ成績となってしまった。
そしてメンズファイナル。ジャストスタートを切ったJ25浅野がそのまま1stマークに飛び込む。続くのはJ67山田といつものふたり。そしてJ57香村、J84北原が続く。逃げる浅野に追う山田。3rdマーク回航時にやや小さめのセイルに変えていた浅野が失速し、そこを突こうと山田が距離を縮めるが、すぐさま浅野が加速しフィニッシュとなった。浅野と山田、見慣れた光景がまたも起こってしまった。
初日は約2時間半の間にオープンクラス、ウイメンズオープンクラスも1レースずつ消化し、そのまま引き続きオープンクラスが始まったが、1ヒート消化し、2ヒート目に入ったところで、突如風が落ち終了となった。
大会二日目
地元スタッフも読めなかった、奇跡的といえる風により順調にレースが行われた初日。その余韻を残した大会二日目が始まった。風の予想は初日とは変わって午後からのサーマル、南風だ。そよそよと風が吹き始めたお昼前、まだ風速は1〜2m/sといったところだが、運営船ははやくも沖に出ている。遠く村櫛の方に目をやるとウインドがプレーニングし始めていた。徐々に大崎にも届いてくるのだろう。サーマル、南風というと暖かなイメージ、運営船で感じる風は冷たく肌寒い。

お昼過ぎ、風がどっと上がってきた。インサイドでは、まだかまだかとけしかけるかのように選手たちがプレーニングし始めた。しかし、プロクラスを行うには まだ風速がやや足りず、またガスティだ。運営の判断は、初日に途中まで進行したオープンクラスの続きから開始することになった。
開始早々はパンピングありのレースだったオープンクラス、ウイメンズオープンクラスではあったが、順調に風も上がりほぼ完璧にプレーニングレースへと展開していく。なかでも際立った選手は、メンズではJ1919生田、20中井、3大須賀、40小島、ウイメンズでは31岩井、J34田沢といった上のクラスとのダブルエントリーの選手たち。
大会2日間では、風速規定のあるプロクラスは参加できるレースの可能性が低くなる。ならばダブルエントリーで存分にレースを楽しみ、かつさまざまなコンディションを学び、進歩していこうという想いなのだろう。彼らの想いが通じたかのように、ほぼプレーニングレースとなったオープンクラスはメンズ・ウイメンズともに2日間で3レースも行われた。

もう少し上がればプロクラスへと進行できた風も、オープンクラス第3レース終了後の3時50分頃に落ちて始めてしまった。結局、この時点ですべてのレースが終了となり、メンズはJ25浅野則夫、ウイメンズはJ61鈴木文子の優勝となった。浅野は今期ウエイブ&スラロームでは不敗であり、スラロームにいたってはここ数年優勝以外の成績が見当たらない。一方、ウイメンズの鈴木は単独では初優勝となった。

プロクラス表彰

プロクラス・アマチュア表彰

ウイメンズプロクラス表彰

ウイメンズプロクラス・アマチュア表彰

オープンクラス表彰

ウイメンズオープンクラス表彰
写真と文 JPWA広報委員・中川昌幸
photo & text by M Nakagawa
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