全日本アマチュアウェイブ選手権が1月7日〜1月9日の3日間、御前崎ロングビーチ坂下ポイントにて盛大に開催されました。13回目となるこの大会ですが、13年間風と波に恵まれ全ての大会が成立しているという事は、奇跡のようでもあり、何か特別な物を持っている大会だと思います。

そんな長い歴史の中で、今では不動のチャンピオンであるJ123本橋政浩プロがビギナークラスで出場して優勝していたり、J1115板庇雄馬プロとJ100小林悠馬プロがジュニアクラスから出場を続けてアマチュア日本一に成った事も記憶に新しい。
各クラスでたくさんのチャンピオンが誕生してきた全日本アマチュアウェイブ選手権ですが、今年はメンズオープンAクラスで中学3年生の橋本洋選手が優勝しました。橋本選手は弟の誠選手(誠君は練習中に足首を痛めて、残念ながら今大会は欠場しています)と兄弟で、小学生の頃からこの大会に出場していて、フリースタイル、ウェイブ共に凄いスピードで上達しています。
私が見ている中では、ジャンプ、ウェイブ共に中学生としては史上最高のパフォーマンスを見せてくれました。橋本兄弟のこの後の活躍が凄く楽しみです。
そんなエキサイティングで楽しかった3日間の全日本アマチュアウェイブ選手権を振り返ってみます。

大会初日
1月2日から吹き続けていた西風が大会初日も御前崎ロングビーチに吹いてくれました。セイルサイズは4.0u前後、波のサイズは腰〜腹、セット胸の典型的な西高東低の御前崎コンディション。午前11時にオープンAクラスからヒートはスタートしました。ヒート時間は8分、2ムーブのピックアップ方式で、4人ヒートの2アップ、3人ヒートの2アップでスペシャルクラスとのコンビネーションでヒートは進みました。
スペシャルクラスは実力が拮抗して、1回戦目から目が離せない戦いは続きました。そして午後3時過ぎに、田阪選手、松本選手、志賀選手、伊勢田選手の4人によるファイナルヒートがスタートしましたが、ヒート半ばで風がオフに振れて弱くなってしまい、このファイナルヒートは翌日以降に持ち越されました。
オープンAクラスは初日にファイナルが終了しました。鈴木選手、大市選手もスピードのあるライディングでポイントを上げ、皆田選手は高さのあるフォワードループを連発していましたが、橋本選手がこの日最大の胸肩サイズの良い波をゲットしてウェイブポイントを上げて見事に優勝を決めました。

大会2日目
大会2日目は風が弱く午前中にビーチクリーンを行い、参加選手、ギャラリー共にリラックスした時間を過ごしていました。午後3時には全てのヒートがキャンセルになりました。

そして午後6時より静岡カントリー浜岡ホテルのレストランにてパーティーが開催されました。キッズによるアクロバティックダンスやフラダンス、JPWA WAVE TOUR 2011のダイジェスト映像、大会初日の映像などが披露され、各メーカーのセイルやバック、ウェットスーツ、サーフボード、自転車などの抽選会も行われました。

大会最終日
大会最終日は朝からロングビーチに強い西風が戻って来てくれ、午前10時から予定通りビギナークラスからヒートは再開されました。各クラスの予選ヒートとファイナルが順調に消化されて行きました。
ビギナークラスはパイレーツハーバーの伊勢田稔選手の娘さん、伊勢田愛選手も唯一女性で出場していましたが、1回戦を勝ち上がる事ができました。
今年の春からウィンドサーフィンを始めたばかりのラニカイ所属の中学2年生福井梁介選手も頑張ってライディングしていました。
敗者復活ヒートを入れて4人のファイナルヒートはパイレーツハーバーの奥村選手が優勝、セブンシーズの高校2年生伊東選手が2位、セイルボーダーズ江ノ島の薄田選手が3位、セブンシーズの織田選手が4位の結果となりました。
オープンBクラスはホワイトキャップの白樫選手がスピードのある良いウェイブライディングを見せて優勝、F-WAVEの貴島選手が0.5ポイントの差で惜しくも2位となりました。
グランドマスタークラスは、イエローのナッシュセイルを使用してジャンプ、ウェイブライディング共にキレのあるライディングを披露した木下選手が優勝、九州から参加したタオサーフの山田選手が2位でした。
ウェイブクラスはシルフィードの大館選手がキレのある素晴らしいウェイブライディングを披露して優勝、2位はエアボーンの藤田選手、3位はTED SURFの川上選手でした。
レディースクラスは1位〜4位までが0.5ポイント差の大接戦でしたが、良い波に乗りウェイブポイントの最高点を出した山川選手が優勝しました。2位は西田選手、3位は村田選手、4位は多賀須選手でした。





スペシャルクラスファイナルも僅差の大接戦でした。予選ヒートからトップ通過で安定したライディングを見せていた福岡県タオサーフの志賀選手が見事に優勝を決めました。ロングビーチでの練習量が多く良い波を知っている田阪選手が2位、スペシャルクラスで3回優勝をしている松本選手が3位、松本選手はスペシャルクラスに13年連続で出場している事も凄い事です。4位はパイレーツハーバーの伊勢田選手、大会出場最高年齢での高いパフォーマンスは素晴らしい。私も伊勢田選手を目標にウィンドサーフィンを楽しんで行きたいと思います。

全てのヒートが終了してからプロクラスと各クラスのスーパーセッションが開催され、かなり盛り上がりました。プロクラスは2011 JPWAウェイブランキングトップの4名と、ウィメンズランキング1位のJ0佐藤選手の5名に出場権がありましたが、J1115板庇選手が成人式のため欠場したので4名による10分間のスーパーセッションが行われました。プロクラスは大会参加選手による投票で優勝を決めましたが、J123本橋選手が高いバックループと高いフォワードループを繰り出して大差の投票で優勝を決めました。









大会参加選手、関係者の皆さんお疲れ様でした。
若い選手、頑張る選手の目標となっている全日本アマチュアウェイブ選手権は続けて行く事がとても大切だと思っています。ぜひまた来年も参加して、大いに大会を盛り上げて下さい。よろしくお願い致します。











文と写真・池田良隆
大会映像はMOVIE CHANELから見ることができます。
大会のライディング写真はWAVE SPLASHさんが撮影してくれました。大会中の迫力ある写真がWAVE SPLASHさんのサイトにたくさん載っています。ぜひ、ご覧ください。
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