掛川サーフスラローム2010<大会レポート>

掛川サーフスラローム2010

強烈な風と襲いかかる波を操りながら、速さを競うサーフスラローム。とうとうこの日がやってきた。
集まった選手はメンズ51名、ウィメンズ11名。前日、関東全域を襲った強風は、いまもまだ掛川に残っている。しかも波のサイズは膝から頭まで。コンディションは申し分ナシだ!

スラローム委員長のJPN1合志明倫

ギャラリー、サポートも集合

10時30分、メンズ第1ヒートがスタートした。まずは予選ヒートとなり、これまでの成績で上位16人以外の選手が待ち受ける2回戦へのヒートとなる。第1レース、第1ヒートから第4ヒートまでのコースはビーチスタートからアウトのマークをまわって、インサイドへ、そしてインサイドのマークをまわってのフィニッシュとなる。第5ヒートとなる2回戦からは2周、フィギアエイトとなる。すべての選手にとって手本となるオープニングヒートをトップでフィニッシュしたのは3大数加光治選手だ。

3 大数賀光治

ビーチスタート直後に波の直撃を受ける。アウトの方が風が強く下らせることが難しく、また波も待ち受けている。インサイドではグジャグジャになりながらジャイブのタイミングを伺う。

次々とヒートが進んでいく。このハードなコンディションで慣れた走りをみせていくのは、やはり御前崎を中心としたエリアでの活動を続けている選手や、冬のシーズンになってこのエリアに足しげく通ってきた選手たちだ。さらにベテラン選手たちの活躍も目立つ。そして抜群の安定度とスピードで他者を圧倒したのがJ25 浅野則夫、さらにJ25 浅野にセミファイナルで競り勝ったJ1 合志明倫だ。

81 伊勢田稔

J202 駒井友彦

J25 浅野則夫

メンズファイナルに駒を進めたのは、J202 駒井友彦、JPN67 山田昭彦、J65 鈴木智彦、1117 大館弘、J1 合志明倫、J25 浅野則夫、J84 北原賢、JPN22 国枝信哉。
飛び出したのはJ25 浅野、続いてJ84 北原。アウトの1stマークをまわって、インサイドの2ndマークはJ25 浅野、J1 合志、JPN67 山田、J65 鈴木と帰ってくる。J25浅野はそのままトップを維持しトップでフィニッシュとなった。2位にJ1 合志、3位はJPN64 山田とJ65 鈴木が接戦。最後でインをついたJ65 鈴木が競り勝った。そしてベテラン1117 大館が7位に入った。

Mens 1st Race Final

1st Race トップフィニッシュ J25 浅野則夫

1st Race 2位 J1 合志明倫

1st Race 3位 J85 鈴木智彦、4位 JPN67 山田昭彦

一方、11人がエントリーしたウイメンズはではスポット参戦のJ65 永田理香、そしてウェイバーJ375 森美奈子、フリースタイラー311 穴山未生らの活躍が際立った。とくにJ65 永田は1stレースでトップを取り、終日J91 石野田恵江との壮絶なトップ争いを繰り広げた。

ウィメンズ1stレース

J65 永田理香

ウィメンズ2ndレーススタート

311 穴山パイン未生

メンズ2ndレース、風も波もハードなままだ。このレースからメンズ1回戦も2周のフィギアエイトとなっている。このレースで台風の目となったのがJ15 石原智央だ。1回戦ではトップフィニッシュ、2回戦、セミファイナルと2位でファイナルへと駒を進めたのだ。また波乱もあった。スラロームではJ25 浅野、JPN67 山田、J65 鈴木らとともに常にトップグループに位置し、今大会唯一J25浅野の前にフィニッシュしたJ1 合志がファイナル進出を逃したのだ。セミファイナル、中盤までダントツトップだったにもに関わらず、2ndマークで大きく周り過ぎたのか、次で上りきれずにフィニッシュまでにで4人に抜かれてしまったのだ。

ヒートを待つ選手たち

ハードコンディションは終日続いた。なかには波で飛び上がってしまう選手も

メンズ2ndレース、J37 岡田和夫と81 伊勢田稔のベテランバトル

メンズ2ndレースファイナルに駒を進めたのはJ37 岡田和夫、J85 鈴木智彦、1117 大館弘、J202 駒井友彦、J25 浅野則夫、J15 石原智央、J84 北原賢、JPN67 山田昭彦。

このレースもスタートからトップに立ったやはりJ25 浅野。その浅野に続くのはJ202 駒井とJ15 石原だった。逃げるJ25 浅野を追撃するJ202 駒井。しかし浅野と駒井の距離は徐々に離れていく。J15 石原はレーススタートからJ202 駒井をマーク。“ヤツには絶対に負けたくない”とJ15 石原はトップではなく、J202 駒井だけを視覚に入れてのレースだったようだ。J202 駒井との距離を離したJ25 浅野は2ndレースもトップでフィニッシュ。そして続くのはJ202 駒井かJ15 石原か。

メンズ2ndレース

J25 浅野とJ202 駒井のバトル

メンズ2ndレースもJ25 浅野がトップフィニッシュ

最後のレグ、J202 駒井とJ15 石原のバトルは接戦だった。上にJ202 駒井、下にJ15 石原。前に出たのはJ15 石原か。差を付けるべく下らせるJ15 石原。そのまま2位に入るのはJ15 石原かと思いきや、相手とのバトルに気を取られすぎたJ15 石原は、最後のマークをまわれず、順調にマークをまわったJ202 駒井に破れてしまった。しかも、コースに戻る間にJ15 石原はさらに3人に抜かれて結局6位フィニッシュとなってしまったのだ。レースのセオリーを無視し、コースよりも相手とのバトルに徹したJ15 石原の“男っぷり”は見るものを呆れさせながらも熱くさせた姿だった。

フィニッシュへと懸命に向かうJ15 石原智央

引き続きメンズ3rdレースが開始されたが、1回戦を終了した時点で日没となり翌日に持ち越しとなった。

ウィメンズはこの日、計4レースが行われた。トップを争うJ65 永田とJ91 石野田がそれぞれトップを二度ずつ取ったが、それ以外の順位でJ65 永田がリードした。

ウィメンズ3rdレース

J65 永田とJ91 石野田のバトル

ウィメンズ4thレーストップフィニッシュのJ91 石野田

結果、初日はメンズ2レース、ウィメンズ4レースが成立し、それぞれJ25 浅野とJ65 永田理香がトップに立っている。

大会2日目。昨日とは打って変わって穏やかな海面、風はほぼ無風だ。しかし時間が経つにつれ風が上がってきた。昼過ぎには沖で7.0台のセイル、大きめのボードを操る選手が少しずつプレーニングし始めた。レース再開の期待が高まる。しかしインサイドの風が弱く、なかなかレース再開のコンディションには至らない。
14時50分、この時点でもしレース再開となっても日没までにはすべてのヒートが消化できないため、ここですべてのレースが終了となった。

メンズ優勝は2レーストップのJ25 浅野則夫、ウィメンズ優勝は1、2、1、2と全レーストップ争いをしたJ65 永田理香となった。

前の週に行われた「COLDBREEZE OMAEZAKI 2010」で惜しくもスラロームとウェイブ両種目での連勝は止まったJ25 浅野則夫だが、いまだスラロームでの連勝は止まっていない。翌々週は両種目が行われる「第2回全日本プロ2010(3種目グランドスラム)」だ。

アマチュア表彰

ウィメンズ表彰

メンズ表彰

1117 大館弘

J376 藤原琢磨

JPN28 賀来耕一郎

J84 北原賢

J375 森美奈子

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